明治安田J1リーグ第15節第1日の6日、ヴィッセル神戸は、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でセレッソ大阪と対戦し、1-3で逆転負けした。今季最多の3失点で連勝は「4」で止まり、6勝3分け4敗の勝ち点21のままとなった。逆転負けを喫するのは2023年4月22日の横浜M戦以来、2年ぶり。
神戸の堅守が崩れた。1-1から勝ち越し点が奪えず、引き分けかという空気が漂った後半38分。速攻から柴山に絶妙なシュートを決められ、逆転された。追い付こうと前掛かりになった追加タイム6分には、再び速攻から3失点目を許し、万事休した。
今季はここまで先制すれば6戦全勝だったが、前半追加タイムの失点が痛かった。右CKから宮代が左足で2戦連続となる先制点を決めた直後。試合再開から20秒余りで、自陣での中途半端なクリアからボールを奪われ、浮き球パスで背後をとられると、上門(うえじょう)のボレーで失点した。
武藤とトゥーレルが欠場し、中2日で先発3人を入れ替えた神戸。今季加入のDFカエターノが初先発し、大けがから復帰したMF斉藤が626日ぶりに先発したが、勝利で飾れなかった。吉田監督は「100%を出さないと勝てる相手ではない。1人もサボらずにやるべきことをする」と、気の緩みを戒めたはずだったが、下位に低迷する相手に足をすくわれた。