アイスホッケーのアジア・リーグは16日、9月に開幕する2025~26年シーズンに、神戸市の社会人クラブを母体とするプロチーム「スターズ神戸」が新規で参入すると発表した。本拠地は神戸市立ポートアイランドスポーツセンター(同市中央区)と尼崎スポーツの森(尼崎市)を予定する。西日本にメイン拠点を置くチームが同リーグに加わるのは初めて。
チームは甲南大OBを中心に1994年に発足し、全関西実業団トップリーグで活動していた。昨年5月、プロ化を目指す運営法人を設立。選手は新たに国内と韓国から最低17人の加入を見込む。集客は1試合平均1300人を目指す。
スターズ神戸の黒沢玲央代表(42)は東京都内で開いた会見で、「西日本でもアイスホッケーのプロチームとして確立し、五輪で活躍できる日本代表選手を輩出したい」とした。女子チームの設立も視野に入れるという。
同リーグでは2005~07年、「日光神戸(現栃木日光)アイスバックス」が第2本拠地とした神戸で数試合を開催した。来季は24~25年シーズンの北海道▽東北▽栃木日光▽横浜▽韓国・安養(アニャン)-に神戸が加わり、6チームで争う。(井川朋宏)