神戸-横浜 第1ピリオド、ゴール前で激しく競り合う神戸の選手(17)ら=尼崎市、尼崎スポーツの森
神戸-横浜 第1ピリオド、ゴール前で激しく競り合う神戸の選手(17)ら=尼崎市、尼崎スポーツの森

 アイスホッケーのアジア・リーグで西日本初の参入を目指すクラブ「スターズ神戸」(神戸市)が15日、参入申請後、初の対外試合を尼崎スポーツの森(尼崎市)で行い、同リーグの横浜グリッツに2-6で敗れた。激しくぶつかり合う「氷上の格闘技」で、観客千人超を沸かせた。

 チームは甲南大OBを中心に1994年に発足し、社会人クラブとして活動。プロ化を目指して昨年12月にリーグ参入を申請し、今年2月にトライアウトを実施した。

 練習は前日のみで、日韓の加入内定者ら20代半ばまでの15人が出場。経験で勝る相手に第1ピリオド終盤に先制されると、第2ピリオド以降に失点を重ねた。ただ、第3ピリオドに2点を返す意地を見せた。

 独協大から加入が内定し、主将を務めたFW根岸一喜(23)は「いいスタートが切れた。これから関西を盛り上げたい」と声を弾ませる。この日監督を務めた元日本代表選手の外崎慶氏(42)は「一度見たら絶対面白いと思ってもらえると信じている。そういう試合を毎回続けたい」と力強く語った。(井川朋宏)