男子ゴルフのレギュラーツアーに出場し、話題を集めた寺西飛香留=神戸市中央区
男子ゴルフのレギュラーツアーに出場し、話題を集めた寺西飛香留=神戸市中央区

■宝塚出身の24歳

 兵庫県宝塚市出身の女子ゴルファー、寺西飛香留(ひかる)が今春、男子ゴルフの国内ツアー開幕戦に出場した。日本人女性として、2005年の宮里藍さんに続く2人目の男子レギュラーツアー参戦として注目された。女子ツアーのプロテストには合格しておらず、まだ無名の存在。度重なる挫折を経て異例の道を行く24歳のゴルフ人生を聞いた。(山本哲志)

 4歳でゴルフを始め、6歳で世界ジュニア選手権に出場するなど早くから頭角を現した。水泳で培った体幹に加え、成長を支えたのは父との圧倒的な練習量。「1日千球とか、100ヤード先のピンに当てるまで終われないとか。割とスパルタでしたね」。家族でよく見ていたというスポ根アニメ「巨人の星」を彷彿(ほうふつ)とさせる少女時代だった。

 最初の挫折は、宝塚市立末広小学校の高学年でやってきた。タイガーウッズの使用モデルに近いクラブに変えたのだ。長くて重く、硬い。「これを振れればあのレベルにいける」と考えたが、「早過ぎた」。芦屋学園中学校でも成績は落ち込んだままだった。

 それでもドライバーを変え、技術も少しずつ向上。16、17年にはアマチュアで国内女子ツアー5試合に出場し、和歌山・高野山高校3年時にプロ宣言した。