眠らぬサポーターの願いは、中東に届かなかった。サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート準決勝がサウジアラビアであり、1-2の逆転負けで敗退したヴィッセル神戸。準々決勝に続いて神戸・三宮のOSシネマズミント神戸でパブリックビューイング(PV)が開かれ、観客400人近くが未明に熱い声援を送った。「必ず戻ってきてタイトルを」と雪辱を期待する声が上がった。
前回より約100人増え、スクリーンを2カ所に分けて開かれた。強敵の前回王者アルアハリ(サウジアラビア)に対し、前半31分に武藤嘉紀が先制点を挙げると大歓声がとどろき、熱気は最高潮に。後半は一転、攻め込まれて相次いで失点すると静まりかえった。試合後、選手が涙する姿に口元を覆って目を潤ませる姿も。最後はねぎらいの拍手が起こり、夜明け前、それぞれの帰路に就いた。
ヴィッセルが好きで神奈川県から神戸に移住したという専門学校2年の男子学生(19)=東灘区=は「いろんな人の思いが積み重なって4強まで来られた。選手もサポーターもこの悔しさは絶対忘れられず、今後の力になるはず」と上を向いた。(井川朋宏)























