再生ペットボトルや卵殻などを配合して作ったポリ袋と、丸真化学工業の影井庄三代表取締役=豊岡市今森
再生ペットボトルや卵殻などを配合して作ったポリ袋と、丸真化学工業の影井庄三代表取締役=豊岡市今森

 石油由来のポリ袋にバイオマス原料を配合して作るメーカーが豊岡市にある。米ぬかや卵の殻などを使用して環境負荷を低減。ほかに、使用済みのペットボトルを再生したポリ袋も手がける。環境意識の高まりを受け、民間企業などに納入先を広げている。(大久保斉)

 メーカーは、豊岡市今森に本社と工場を構える「丸真化学工業」。1965年に創業し、74年に法人化した。当初はポリエチレンを材料にした一般的なポリ袋を製造したが、2009年から使用済みのペットボトルを原料にしたポリ袋の生産を始めた。