日本で6月に公開され、興行収入が邦画実写作で歴代2位の110億円に達した映画「国宝」。ロケ地となった兵庫県豊岡市出石町柳の出石永楽館で、撮影に使われた小道具を展示している。映画を象徴する場面の一つで、俳優の吉沢亮さん演じる「喜久雄」が使った鏡台を同じ場所に置き、楽屋の撮影シーンを再現した。鏡台の前に座り撮影も楽しめるとあって、連日ファンらでにぎわっている。9月中旬ごろまで。(阿部江利)
■楽屋の撮影シーンを再現
同施設は近畿最古の芝居小屋。映画の撮影は2024年3月中旬にあり、吉沢さんと横浜流星さん演じる「俊介」が楽屋で過ごすシーンや、舞台の演目「二人藤娘」などを撮った。大きな歌舞伎小屋は架空の名前で登場したが、永楽館はちょうちんなどの内装も含め、そのまま使われた。