但馬産そば粉で打った新そばの提供が6日、兵庫県豊岡市出石地域の皿そば店22店で解禁された。市内外の観光客らは、香り高い時季ならではの味わいを楽しんだ。
地産地消で出石そばを楽しむ幅を広げようと、出石皿そば協同組合が毎年この時期に解禁する。今年は豊作で、同地域と新温泉町で育った玄そば計約3・7トンを調達した。
同市出石町八木のそば店「玄」には観光客らが続々と訪れ、「採れたて、ひきたて、打ちたて、湯がきたて」の「4たて」のそばを堪能した。皿そばを初めて食べた岐阜市の男性(53)は「香りがよく、そばもしっかりしていておいしい」と喜ぶ。同店大将の森本和也さん(46)は「解禁日も定着し、楽しみに待つ方も多い。例年、年内にはなくなるのでぜひ食べに来て」とPRした。
各店舗とも在庫がなくなり次第終了する。(阿部江利)
























