公立病院の経営が全国的に急激に悪化し、但馬地域の各病院も赤字が続いている。地方の医療を守るのに欠かせない存在だが、物価や人件費の急騰で、事業の継続が危ぶまれている。公立豊岡病院組合では今年、経営改善に向け、外部有識者による構造改革の検討が始まった。同組合の議論などを基に、2回に分けて現状と課題を整理する。(阿部江利)
■豊岡病院組合、「構造改革委」が始動/八鹿病院組合、経営改善の検討開始を報告
公立病院は、民間の立地が難しいへき地や救急、小児、周産期、災害、精神などの不採算・特殊部門の医療を担うケースが多い。
総務省によると、公立病院は2024年度時点で全国に844カ所。全病院を合計した経常収支は、新型コロナウイルス禍で補助金が増えた20~22年度は黒字だったが、補助金が減った23年度から赤字に転じた。
























