丹波市は、全職員を対象に実施したハラスメントに関するアンケートの結果を公表した。回答した409人のうち、市職員か議員、市民らから過去に被害を「受けたと感じたことがある」と答えた人は4割。調査結果から、特に上司から部下への「威圧行為」や「暴言」が組織内部の課題として浮かび上がる。悪質なカスタマーハラスメント(カスハラ)の例も申告された。(那谷享平)
■上司らの「叱責や怒鳴り」が最多、当事者の大半は沈黙
「ハラスメントを受けたと感じたことはあるか」との問いに、31%が市職員から受けたと回答。市議からは4%、市職員と市議の両方からは4%だった。残る6割は経験がないと答えた。年代別では30、40代で「ある」の割合が高かった。