つるの剛士さん
つるの剛士さん

 認定心理士の資格を持つタレント・つるの剛士(たけし)さん(51)が制作した「箱庭」が、兵庫県丹波篠山市小田中の親子向け体験型施設「篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー)」に展示されている。つるのさんは大学で心理学を学び、丹波篠山生まれの臨床心理学者・河合隼雄さんを敬愛。番組取材で、河合さんが名誉館長を務めたちるみゅーを訪ね、箱庭作りに挑んだ。(堀井正純)

 つるのさんは特撮番組「ウルトラマンダイナ」の主人公役で脚光を浴び、俳優や歌手、タレントとして活躍。2男3女の父親で、育児にも積極的にかかわり、幼稚園教諭免許や保育士資格も取得している。

 心理学の世界では、分析心理学を創始したユングに傾倒。日本でのユング心理学の第一人者だった河合さんを尊敬している。今回、自らがSNS(交流サイト)で発信している番組「つるの剛士のひとりあそび。」で、河合さんのルーツを探ろうと出身地・丹波篠山を訪問した。

 ちるみゅーでは垣内敬造館長が案内。施設内には、河合さんの人生や業績を紹介する記念室があり、河合さんがスイス留学後、日本へ伝えた「箱庭療法」の解説コーナーも設けてある。つるのさんは、垣内館長の勧めで、箱庭作りに取り組んだ。

 箱庭療法は、砂の入った箱の中に人や動植物、建物などのミニチュアを置き、表現したり遊んだりすることを通して行う心理療法。つるのさんは、砂地に川を設け、橋を架け、神社や教会、地蔵像、水車小屋などを配置。肩車する親子などの人形も置き、半時間ほどで完成させた。

 「(分析できる人が見れば心理状態が分かるので)つるのさんは『恥ずかしい』と話しておられた」と垣内館長。「番組で施設をPRしてもらえ、ありがたい」と話す。

 箱庭は、通常はスタッフが定期的に作り直しているが、つるのさんが手がけた箱庭は、サインとともに当面展示を続けるという。