甲子園署の弓削正至署長(左)から感謝状を受けた鳴尾高校の沖良宣校長=西宮市学文殿町2
甲子園署の弓削正至署長(左)から感謝状を受けた鳴尾高校の沖良宣校長=西宮市学文殿町2

 近隣の民家火災に気付き、住民らに避難を呼びかけたとして、甲子園署は14日、鳴尾高校(兵庫県西宮市学文殿町2)に感謝状を贈った。教員が中心となって住民らの避難誘導に当たり、けが人はいなかったという。

 同署によると、6月13日午前8時半ごろ、同校の北側にある同市若草町2の民家で火災が発生した。

 煙が上がっているのを見つけた教員らが現場に向かうと、住民の高齢女性がホースで消火活動をしていたという。火の手が回り始めていたため、教員らは女性や近隣住民に「逃げてください」と呼びかけ、避難を促した。学校の会議室や駐輪場を開放し、住民らの受け入れも行った。

 その日は土曜日だったが、文化祭の準備のために多くの生徒が登校していた。煙はグラウンド付近まで広がり、教員の判断で生徒も体育館に避難誘導したという。

 代表して感謝状を受けた同校の沖良宣(よしのり)校長は「日頃の訓練や研修が今回の行動につながった。先生方が良い見本になってくれたので、生徒も自分で考え、行動できる人になってほしい」と話していた。(潮海陽香)