JA兵庫南(本店・加古川市)の新組合長に前専務の野村隆幸さん(64)が就任した。任期は6月22日から3年間。東播磨の特産品「六条大麦」の新たな活用をさらに進める一方、農家の高齢化や労働力不足といった課題に取り組む。インタビューでは、職員の「援農ボランティア」制度構想や女性活躍推進についても語った。(聞き手・増井哲夫)
-取り組むべき課題は。
「農家の高齢化と減少への対応。正組合員1万5千人のうち米の出荷者は1300人と1割を切った。地域の非農家はもちろん地域外から人材を呼ばないと農業を維持できない状況だ。営農組合も将来的な運営に不安を抱えている」
-専務として大麦のプロジェクトを主導してきた。