加齢や病気などで後ろ足が不自由になった犬のための電動車いす「ドッグカー」を、加古川市平岡町新在家の不動産業「サンテクノス」が開発した。完成までに約3年。散歩中に犬が「お座り」の姿勢で休むことができる技術で特許を取得した。10月上旬からの販売を目指す。(斎藤 誉)
一般的な犬の車いすは、装着中に休むために、人の手による操作が必要という。ドッグカーは犬の姿勢を検知するセンサーを内蔵、人の操作なしで犬が座ることができる。犬が立てば自動で車輪が接地して散歩をアシストする。休む姿勢を取ろうとすれば、車いすのフレームが動き、車輪が地面から離れる。犬の姿勢に応じて車いすが変形する技術はほかになく、特許を取った。