兵庫県高砂市は20日、家族を亡くした際の行政手続きを支援する「おくやみコーナー」を市役所1階に開設する。必要な手続きを事前に把握し、申請書の提出などをなるべく1カ所で行うことで、大切な人を失った遺族の精神的負担を減らす。広いフロアでカウンターを挟む窓口ではなく、小部屋を用意した。市によると、専用の部屋を設ける例は珍しいという。(中川 恵)
市民が亡くなると、遺族は国民健康保険や介護保険、障害者手帳などの手続きのため、各課を訪れる必要があった。市は昨年4月、手続きを1冊にまとめた「おくやみハンドブック」を発行。窓口も一本化するべく「コーナー」を設けた。