高御位山の登山者を救助するヘリ=18日午前(読者提供)
高御位山の登山者を救助するヘリ=18日午前(読者提供)

 加古川・高砂市にまたがる高御位山(たかみくらやま)(標高304メートル)で5月に入り、ヘリが出動する登山者の救助事案が2件発生した。18日には「山頂の近くに体調不良の登山者がいる」と119番があり、県の消防防災ヘリに出動を要請し、70代女性を病院に搬送した。初夏の登山シーズンが本格化するのを前に、加古川市消防本部は事前準備の重要性などを登山者に呼びかけている。(宮崎真彦)

 同本部によると、同日の救助事案は午前8時半ごろに通報があった。消防隊員も現場まで登ったが、足場が悪く、ストレッチャーが揺れると体調の悪化が見込まれ、搬送にも時間がかかることから、ヘリの出動を要請し、約1時間後に女性を市内の病院に搬送した。女性は軽症だったという。