交差点で男たちが差し上げた中津地区の屋台=加古川市加古川町大野
交差点で男たちが差し上げた中津地区の屋台=加古川市加古川町大野

 日岡神社(加古川市加古川町大野)の秋祭りは11日、本宮を迎えた。美乃利地区、中津地区の屋台に続き、武者姿の氏子らによる「祷人行列」が宮入りした。

 「朝日ににおう日岡山 老いも若きももろともに」。午後1時20分ごろ、威勢の良いかけ声が響く中、神社の大鳥居から約500メートル先の山門に向かって、屋台と行列が出発した。

 中津地区では、屋台の乗り子を務める子どもたちが、本番に向けて夜間に太鼓の練習を重ねてきた。地域の理解を得るため、子どもたち自ら練習の告知を町内放送で行ったという。中津太鼓組の梶浦丈欣代表(53)は「音色が変わった。毎年の積み重ねで、もっとよくなると思う」と目を細めた。

 祷人行列は、太刀持ち、弓持ちらを伴って厳かに進んだ。祷人として烏帽子姿で茶褐色の馬にまたがった間形町内会の藤原浩晃会長(66)は「昔乗っていた4トントラックの運転席からの眺めを思い出す。由緒正しい神社の祷人は名誉なことで、ありがたい」と話した。(大橋凜太郎)