【イスタンブール共同】トルコメディアは11日、北西部ヤロワ市に富山県砺波市との姉妹都市関係の象徴として37年前に設置された「平和の鐘」が今年9月に盗難被害に遭い、スクラップ業者に売却されたと報じた。警察は容疑者3人のうち1人を拘束。残り2人と鐘の行方を捜している。

 3人組は9月14日夜、鐘が置かれていたヤロワ市内の公園に三輪の電動バイクで到着。固定されていた重さ約87キロの鐘を工具で切り離し、荷台に積み込んで逃走した疑いがある。

 容疑者は調べに、鐘は約1週間後に業者に2万6千リラ(約8万3500円)で売られたと供述したという。動機について、他の容疑者から「生活費を稼げる」と言われ、4500リラの分け前をもらう予定だったと話した。鐘が持つ意味については知らなかったという。

 砺波市によると、1988年、当時の市長がチューリップの原産地トルコを訪れた後、ヤロワ市から友好親善交流の申し込みがあり、89年10月に姉妹都市を締結した。