首相官邸
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 政府は、パレスチナの国家承認を当面の間、見送る方向で最終調整に入った。複数の政府関係者が17日、明らかにした。承認によってイスラエルが態度を硬化させ、パレスチナ情勢が悪化しかねないと懸念。イスラエル寄りの立場を取る米国に配慮したとみられる。近く正式に表明する。

 米ニューヨークの国連本部で22日に開かれるパレスチナ問題解決に向けた国際会議に、石破茂首相は出席しない見通し。

 パレスチナを巡り、日本政府はイスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」を支持している。トランプ米政権は承認に反対の立場で、日本に承認を見送るよう要請していた。