自民党総裁選挙管理委員会の会合後、取材に応じる逢沢一郎委員長=17日午前、東京・永田町の党本部
 自民党総裁選挙管理委員会の会合後、取材に応じる逢沢一郎委員長=17日午前、東京・永田町の党本部

 自民党総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は17日午前、党本部で会合を開き、総裁選(22日告示、10月4日投開票)期間中の演説会や討論会の日程を決めた。演説会は東京、名古屋、大阪の3都市で行い、23日には党本部で候補者の共同記者会見を開く。高市早苗前経済安全保障担当相や小泉進次郎農相ら5人が争う構図が有力で、論戦は党員票の動向に影響する。

 選管によると、演説会は24日の東京を皮切りに、26日に名古屋、10月2日に大阪の順で実施する。24日は日本記者クラブ主催の討論会、30日はオンライン上で選管主催の政策討論会を予定している。

 16日の記者会見で立候補を表明した小林鷹之元経済安保相は、国会内の党所属議員事務所をあいさつして回った。議員票の得票拡大につなげたい考えだ。

 出馬意向を表明している林芳正官房長官は18日に政策発表の記者会見を開く。

 昨年の総裁選では、福島や沖縄など全国7カ所で党主催の演説会を開催した。過去最多の9人が出馬したため発言時間が限られ、政策論争が深まらなかったと党内外から指摘された。