17日、ロンドン郊外のウィンザー城で開かれた晩さん会で会話するチャールズ英国王(右)とトランプ米大統領(ゲッティ=共同)
 17日、ロンドン郊外のウィンザー城で開かれた晩さん会で会話するチャールズ英国王(右)とトランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】チャールズ英国王は17日、英国を国賓訪問しているトランプ米大統領を歓迎する晩さん会のあいさつで、7月に続くトランプ氏の訪英について「この2カ月間であなたは英国の地を2度踏んだ。英国の土壌は素晴らしいゴルフコースにふさわしいでしょう」と発言。トランプ氏のゴルフ好きをジョークにし、出席者の笑いを誘った。

 トランプ氏は7月下旬に英国を私的訪問。北部スコットランド・アバディーン近郊にある自身のゴルフ場新コースのオープン記念式典に出席した。国王のジョークで会場から笑いが起きたが、トランプ氏自身は苦笑いしていた。

 環境保全に高い関心を持つ国王は、地下資源を「掘りまくれ」と公言して化石燃料を重視するトランプ氏をたしなめるように「私たちには自然を守り、美しさを元に戻す貴重な機会がある。雄大な大地や水を保全する熱意を共有している」とも話した。

 トランプ氏はあいさつの中で「1年前、米国はとても病んでいたが、今や世界中で最も活気がある国だ」と述べた。