国際郵便を管轄する国連の専門機関、万国郵便連合(UPU、本部スイス)は18日、トップである国際事務局長に現職の目時政彦氏(66)を選出した。目時氏は旧郵政省出身で、現状では国連の専門機関で日本人として唯一トップを務めている。2期目の任期は来年1月から4年間の予定。

 電子商取引(EC)の普及により世界的に取扱量が増えている国際物流のルール形成などを担うことが期待される。目時氏は1983年に郵政省(現総務省)に入省し、郵政民営化後は日本郵便に移った。2022年からUPU国際事務局長。

 総務省によると、1期目にはUPUの機能強化や財政健全化に尽力した。