【ソウル共同】韓国メディアは19日、特別検察官が、保守系最大野党「国民の力」の党員名簿などから世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者とみられる約11万人を確認したもようだと報じた。教団は国民の力との癒着疑惑が取り沙汰されている。特別検察官は教団と国民の力との関係を捜査し、名簿を押収していた。
国民の力は尹錫悦前政権で与党だった。教団が便宜を求めて接近し、尹氏の側近とされた国会議員の権性東容疑者=政治資金法違反容疑で逮捕=を党代表にするため、2023年3月の党大会を前に信者を集団で入党させた疑惑がある。
実際には権氏は党代表にならなかったが、尹氏に近い別の議員が代表になった。