【キシナウ共同】欧州東南部の旧ソ連構成国モルドバで28日、議会(一院制、定数101)選挙が行われ、中央選挙管理委員会は29日、開票率96%の時点で、親欧米のサンドゥ大統領が率いる与党「行動と連帯」の得票率が49%、親ロシアの野党連合「愛国者ブロック」が25%との結果を発表した。与党が単独過半数をうかがう勢い。
与党が単独過半数を確保できれば、早期の欧州連合(EU)加盟に向けて大統領と議会が一体となった政権運営を過去4年と同様に推進できることになる。モルドバは大統領よりも議会に実権がある。
与党が単独過半数を確保できない場合、他党との連立政権となり、政権基盤が弱くなる可能性がある。