神戸新聞社は2025年度大学入試について、兵庫県内の高校の合格実績をまとめた。定時制や通信制を除く公立、私立のうち、9月10日までにホームページで実績を公表した高校を対象に、合格者数を大学別に集計した。今回は東京大、京都大など旧帝国大7大学と、一橋、筑波など難関国立大の合格者数ランキングを紹介する。

 合格者数は現役生と既卒生の合計だが、現役生のみの実績しか公表していない高校もある。また、大学別の単年度実績を公表していない高校はランキングに含まれない。

 国内最高峰とされる東大は、全国屈指の進学校として知られる灘が77人と圧倒的に多く、次いで甲陽学院が32人、白陵が17人と上位3校を私立が独占した。公立では長田の7人が最も多く、神戸大付属中等教育が5人で続いた。複数の合格者を出したのは公立5校、私立6校の計11校だった。

 京大も灘(50人)がトップで、甲陽学院(47人)が2位で続いた。公立勢も健闘し、3位に長田(26人)、4位に神戸(25人)が入ったほか、姫路西、市西宮、加古川東からも2桁の合格者が出た。

 大阪大は昨年に続いて長田が44人でトップ。私立では須磨学園の41人が最も多く、全体2位につけた。北海道、名古屋は神戸高がトップに立ち、東北、九州は長田、姫路西が上位2校を占めるなど、東大、京大以外では公立勢の実績も目立った。旧帝大7大学の合計は、灘(150人)、甲陽学院(106人)、長田(98人)の順だった。

高校受験のページに東京大、京都大、大阪大、北海道大、東北大、名古屋大、九州大、一橋大、東京科学大(旧東京工業大)、筑波大の合格者ランキングを掲載