【ロンドン共同】デンマーク政府は28日、首都コペンハーゲンでの10月1日の欧州連合(EU)非公式首脳会合に合わせ、9月29日から10月3日まで国内で民間無人機の飛行を禁止すると発表した。目撃が相次いでいる操縦者不明の無人機に対して警戒を強化する。
デンマークでは9月22日以降、空港や軍、インフラ施設の上空で無人機の目撃が続き、28日も複数の軍施設付近で飛行が確認された。政府は、ロシアがハイブリッド攻撃を仕掛けているとみている。
10月2日には欧州政治共同体の首脳会合もコペンハーゲンで開く。報道によると、ドイツのフリゲート艦も警戒し、スウェーデンは対無人機の設備を貸与する。