【ローマ共同】イタリア北部ミラノ市にあるサッカーのACミランとインテル・ミラノの本拠地ジュゼッペ・メアッツァ競技場(通称サンシーロ)と周辺の土地を、ミラノ市が両クラブに売却することを決めた。市議会が30日、売却を承認した。来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式会場で、五輪後には新スタジアムが建設される予定。
売却額は約1億9700万ユーロ(約340億円)。売却が正式に完了後、両クラブはサンシーロ近くの土地に新スタジアムの建設を進め、2031年までの完成を目指す。完成後にサンシーロは一部を除いて取り壊され、跡地は公園や商業施設となる見込みだ。ただ「サンシーロ保存派」の運動もあり、取り壊しができなくなる可能性もあるという。
サンシーロは1926年に完成し、イタリアを代表するスタジアムとして知られる。