2025年に就任した兵庫県関連の主な企業の新社長
2025年に就任した兵庫県関連の主な企業の新社長

 兵庫県関連の主な企業で今年もトップ交代が相次ぎ、29日までに21社が新体制に移行した。トランプ米政権の関税政策や物価高、人手不足など対応すべき経営課題は山積しており、新たなトップの手腕が試される。

 新社長21人の平均年齢は56・3歳(就任時点)だった。日用品卸を手がけるハリマ共和物産(姫路市)の土屋匡輝氏は43歳で就任し、最も若かった。IT関連で東京証券取引所グロース市場に上場するmonoAI technology(モノアイテクノロジー、神戸市中央区)の山下真輝氏が44歳で続いた。県内に本社・本店を置く上場企業109社のうち、13社で社長交代があった。

 みなと銀行(同市中央区)では、2018年にりそなホールディングス(HD)の傘下に入って以来、りそな出身として初の社長に持丸秀樹氏が就任した。淡路島に本社機能の一部を置く人材サービス大手パソナグループ(東京)では、1976年に同社を創業した南部靖之氏(同市垂水区出身)が経営の一線から退いた。

 ほかに、ノーリツ(同市中央区)や山陽電気鉄道(同市長田区)などでもトップが代わった。(山路 進)

2社で創業社長が退任