川崎ストーカー事件を受けて神奈川県が立ち上げた特別チームの発足式で、職員らを激励する黒岩祐治知事(左端)=1日午後、神奈川県庁
 川崎ストーカー事件を受けて神奈川県が立ち上げた特別チームの発足式で、職員らを激励する黒岩祐治知事(左端)=1日午後、神奈川県庁

 ストーカー被害を訴えていた川崎市の岡崎彩咲陽さん(20)が殺害された事件を受け、神奈川県は1日、県警との連携や相談支援体制の強化のため、特別チームを立ち上げた。発足式で黒岩祐治知事はチームの県職員らに対し「被害者の目線に立つことが大事。県民の安全安心につながる大きなきっかけになる」と激励した。

 DVやストーカーの被害者がどの機関に相談しても迅速な支援につなげる仕組みや、各機関の情報共有のためのツールを検討する。県警から派遣された職員1人も加わった。

 県の田巻志子DV・ストーカー被害対策担当課長は取材に「支援をしている主体間の連携をどう促進していくかが一番の課題だ」と述べた。