米テスラが7日発表したSUV「モデルY」の低価格モデル(テスラ提供・ロイター=共同)
 米テスラが7日発表したSUV「モデルY」の低価格モデル(テスラ提供・ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米電気自動車(EV)大手テスラは7日、主力のスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」とセダン「モデル3」に、それぞれ廉価版の「スタンダード」仕様を追加したと発表した。価格はいずれも3万ドル台とし、日本円換算で約560万~約610万円。他メーカーとの競争激化に伴いテスラの販売は鈍化しており、低価格帯のEVラインアップを投入し、販売のてこ入れを狙う。

 テスラによると、いずれの新仕様も航続距離は約321マイル(約516キロ)。上位グレードより加速性能を抑えるなど一部性能を簡素化し、装備を削減することで価格を抑えたという。