【ニューヨーク共同】14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続伸し、前日比202・88ドル高の4万6270・46ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で保有資産の縮小を数カ月以内に停止する可能性を示唆し、金融政策が緩和に向かうとの観測が強まって買い注文が優勢となった。
パウエル氏はこの日、雇用情勢について「悪化リスクが高まっている」と指摘。金融引き締めの効果がある保有資産縮小を停止する可能性を示唆した。こうした発言から、FRBの利下げ路線が改めて意識され、投資家心理が改善した。
米中貿易摩擦を巡る先行きへの不透明感から上値は限られた。