7月投開票の参院選で、大阪府内の老人ホーム入居者約30人分の投票用紙に特定の候補者の名前を記入し、投票を偽造したとして、大阪府警は17日までに、公選法違反の疑いで大阪府守口市の30代男性ら3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
関係者によると、候補者は自民党から比例代表に出馬した斉藤正行氏で、落選した。自身のホームページによると、全国介護事業者連盟理事長を務めている。
捜査関係者によると、3人の書類送検容疑は共謀して7月、不在者投票の管理者などを務めていた大阪府八尾市などにある老人ホームで、入居者約30人分の投票用紙に特定の候補者の名前を記入し、投票を偽造した疑い。