【キーウ共同】英誌エコノミストは17日、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が現在の進軍ペースを維持した場合、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州の完全制圧は2030年6月ごろになると試算した。全土占領は100年以上かかるとした。
侵攻は22年2月に始まり、同年秋以降は支配地域の割合にほとんど変化がない。同誌によると、ロシア軍が攻勢を強めた25年5月以降に獲得した領土はウクライナ全土の0・4%にとどまる。
同誌は、前線付近は無人機や精密兵器による攻撃のリスクが高まっており、ロシア軍がウクライナの防衛線突破に苦慮していると指摘した。