新型無人補給機「HTV-X」のイメージ(JAXA提供)
 新型無人補給機「HTV-X」のイメージ(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、新型無人補給機「HTV-X」1号機の21日の打ち上げを延期すると発表した。使用するH3ロケット7号機の発射場がある鹿児島県の種子島宇宙センター周辺で悪天候が予想されるため。しばらく回復が見込めず、新たな日程は追って発表するとした。

 HTV-Xは、国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士の食料や実験装置を運ぶ。2009~20年に9回の補給を成功させた「こうのとり」の後継機で、運べる荷物の量や種類が増えた。ISSを離脱した後は、宇宙空間を飛行しながら新技術を試験する機能も備えている。