18日午後9時40分ごろ、兵庫県西宮市山口町の国道176号で、大破して縁石に乗り上げている乗用車を後続の車の運転手が見つけた。乗用車には17~19歳の男女5人が乗っており、後部座席にいた同県三田市の女子高校生(17)が意識不明の重体。

 県警西宮署によると、乗用車を運転していた同市の女性会社員(19)と、後部座席にいた同県伊丹市の男子高校生(18)が軽傷。同市の10代後半ぐらいの男性もけがをし、病院に搬送された。助手席の別の男子高校生(18)にけがはなかった。

 5人は友人同士で、同日夜、大阪市であった「なにわ淀川花火大会」の帰りだった。

 現場は片側2車線の緩やかなカーブで、事故当時は雨が降っていたという。乗用車は前後部が大破しており、中央分離帯などにぶつかった後、縁石に乗り上げたとみられる。同署が事故の原因を調べている。

西宮市の重大交通事故