任期満了に伴う兵庫県たつの市長選が19日、告示された。元県職員の新人田中基康氏(64)と、3期目を目指す現職の山本実氏(73)=自民党県連、公明党県本部推薦=がいずれも無所属で立候補を届け出た。投開票は26日。
旧4市町の合併による新市発足から20年で、同市の人口は約1万人減少した。若年層の定住促進を図る子育て支援策や地域経済の発展を目指す企業誘致策など、人口減に歯止めをかける具体的な施策を打ち出せるかが課題。新規・拡充事業の展開に向けた財源確保策も論点となる。
田中氏は出陣式で医療環境や公共交通網の衰退など山積する課題を指摘し、「新しいリーダーシップが必要」と呼びかけた。
山本氏は第一声で子育て支援策や企業誘致など2期8年の実績をアピール。「さらに事業展開を加速させていく」と強調した。(西竹唯太朗、佐藤健介)
【リンク】たつの市長選の立候補者

























