日本郵便は31日、郵便物などを紛失したり廃棄したりして適切に配達しなかった事案のうち、非公表にしていたものが記録が残る2020年度以降で65件あったと発表した。うち2件は沖縄県の名護郵便局と愛知県の一宮郵便局で発生し、差出人、受取人ともに判別できず顧客への連絡ができなかった。

 名護郵便局の配達員は空き家宛ての郵便物などを16年からの約6年間、誤って裁断し続けていた。一宮郵便局の事案では、配達員が雨具に入れた郵便物1通がぬれてしまったという。