【サスカトゥーン(カナダ)共同】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は10月31日、ウクライナ侵攻を受けてロシア選手の除外処分を継続する国際リュージュ連盟に対し、個人の中立選手(AIN)として基準を満たす選手については、大会出場の禁止措置を取り消すとの裁定を発表した。

 AP通信によると、これでロシア勢がAINとして来年のミラノ・コルティナ冬季五輪に出場する望みが出てきた。CASはロシア連盟などの訴えを一部認めた形。

 スピードスケートのロシア選手は国際スケート連盟に対してAINとしての五輪予選参加を訴えたが、ロシア国防省が管轄するクラブに所属していることから、CASに棄却された。