高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、成長戦略に関し「肝は危機管理投資だ。リスクや社会課題に対し、先手を打って供給力を抜本的に強化するため、官民連携の戦略的投資を行っていく」と表明した。10月30日に会談した韓国の李在明大統領について「問題意識を共有できるリーダーだという印象を持った」と語った。首相にとって、与野党議員と一対一で論戦を交わす予算委質疑は就任後初めて。
首相は来年夏の成長戦略のとりまとめに向け「スピード感を持って検討を進める」と強調。次世代半導体の量産を目指すラピダスや、スタートアップ企業の支援にも意欲を示した。
首相が掲げる「責任ある積極財政」に関して「強い経済を構築するため、戦略的に財政出動する」と説明。一連の首脳外交を振り返り、米国のトランプ大統領については「とても快活でユーモアのある方」、中国の習近平国家主席については「とても真面目な方」と評価した。
各地で相次ぐクマ被害対策に関し「命に関わる問題だ。スピード感を持ち、必要な施策を順次実行に移していく」と力説した。
























