観光開発が進み、企業の進出が相次いでいる淡路島で人手不足が深刻化している。有効求人倍率は県内の他地域より突出して高く、この1年では2倍を超える月も。少子高齢化で減少している労働人口を、奪い合う形になっている。行政や地元企業は、島外人材の確保や業務の効率化の道筋を探るなど、試行錯誤を続けている。(荻野俊太郎)
■止まらぬ若者の流出「技術の継承できない」
今年8月の淡路島の有効求人倍率は1・71倍。続く但馬地域の1・41倍よりも高く、県平均の0・95倍を大きく上回る。新型コロナウイルス禍まで上昇基調が続いており、2019年度は2倍を超えていた。
























