書道家で文字学を研究する藤田而響(じきょう)さん(74)=長田区鶯町=主宰の市民グループが、漢字の「旧字体」をテーマにした活動報告展を長田区二葉町5の神戸生活創造センターで開いている。簡略化された「新字体」の普及によって忘れ去られつつある存在にスポットを当て、その意義や成り立ちを紹介する。9日まで。(尾仲由莉)
藤田さんは、大東文化大学文学部中国文学科を卒業後、1990年から篆刻(てんこく)を学び始めた。古代文字に触れるうちに「漢字ができるまでにどんな経緯があったのか、何を表現しているのかを想像するのが面白い」と魅力を感じるようになった。
























