兵庫県は6日、県内でのインフルエンザの流行が今季初めて注意報レベルになったと発表した。定点医療機関1カ所当たりの10月27日~11月2日の患者数は15・27人で、前週(10月20~26日、5・85人)から急増。昨季に比べて約6週間早く注意報の目安(1定点当たり10人以上)を超えた。県は予防接種のほか、手指の消毒やマスクの着用といった感染防止を呼びかけている。
県内164カ所の定点医療機関から10月27日~11月2日に報告された患者総数は計2505人で、約8割が15歳未満だった。
地域別では、芦屋▽加東▽龍野▽赤穂▽豊岡▽丹波▽洲本-の各健康福祉事務所管内を除く10エリアで注意報レベルを超えた。このうち、あかし保健所管内は40・36人で、警報レベル(1定点当たり30人以上)を上回った。
県内では10月16日に流行期入りが発表された。警報レベルになった場合は1定点当たり10人を下回るまで警報を継続する。(井上太郎)
























