ミニ動画番組「最後の砦『収支より命』」
ミニ動画番組「最後の砦『収支より命』」

 本紙で9月に連載した「赤字病院の意地」の取材では、事前に病院側と打ち合わせ、神戸新聞記者が小型ビデオカメラで医療現場を撮影した。このほど救急現場ルポを編集した動画番組「最後の砦『収支より命』」が完成し、YouTube(ユーチューブ)の「神戸新聞チャンネル」で無料公開している。

 番組の長さは9分14秒。救急車での搬送受け入れが西日本一の県立尼崎総合医療センター(尼崎市)と、ドクターヘリの基地病院である県立加古川医療センター(加古川市)で救急部門に密着し、医師らが奮闘する姿を伝える。

 国は現在、診療報酬の改定も含めた医療機関の支援策を検討しているが、増大する医療費に歯止めをかける必要もあり、解決策を見いだせていない。そんな中、赤字病院の救急は、収支を度外視して日々命を救っている。

 動画番組は、YouTubeで神戸新聞チャンネルを検索するか、QRコードで見られる。(霍見真一郎)