北京市内に止められた車両に付けられているホンダのロゴマーク=9月
 北京市内に止められた車両に付けられているホンダのロゴマーク=9月

 ホンダは7日、2026年3月期の連結純利益予想を8月時点の4200億円から3千億円に下方修正した。前期比で64・1%減となる。中国資本の半導体企業ネクスペリアの輸出制限を背景とした半導体不足で、生産台数が想定より落ち込み、本業のもうけを示す営業利益を1500億円下押しするのが響く。

 売上高は前期比4・6%減の20兆7千億円、営業利益は54・7%減の5500億円と見込んだ。それぞれ従来見通しから引き下げた。

 同時に公表した25年9月中間連結決算の純利益は前年同期比37・0%減の3118億円だった。トランプ米政権の高関税に加え、前年同期に比べ円高ドル安で推移したことが減益要因となった。