秋田県立雄物川高男子バレーボール部で、部員に暴力を振るった宇佐美大輔教諭が懲戒免職処分となり、記者会見で謝罪する県の担当者=7日午後、秋田県庁
 秋田県立雄物川高男子バレーボール部で、部員に暴力を振るった宇佐美大輔教諭が懲戒免職処分となり、記者会見で謝罪する県の担当者=7日午後、秋田県庁

 秋田県教育委員会は7日、「春高バレー」と呼ばれる全国大会常連の県立雄物川高男子バレーボール部で、部員に暴力を振るったり暴言を吐いたりしたとして、顧問の宇佐美大輔教諭(46)を懲戒免職処分とした。宇佐美氏はバレーボール元日本代表。

 県教委によると2023年4月ごろから今年9月まで、複数の部員に対して平手や拳でたたいたり、腹を蹴ったりする体罰をした。「ばか」などの暴言も吐いていたという。

 宇佐美氏はセッターとして活躍し、08年の北京五輪に出場した。14年から同校バレー部の顧問を務めていた。