【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領が、憲法で年1回の実施を規定される連邦議会への年次報告演説を今年は見送る可能性が高まっている。ロシアメディアによると、ウクライナ侵攻やトランプ米大統領の「核兵器実験」予告への対応を優先し、現時点で準備されていない。
年次報告演説は、大統領が上下両院の議員らを前に過去1年の内政外交を総括し、今後の施政方針を示す重要イベント。プーチン氏の直近の年次報告演説は昨年2月末で、同3月の大統領選を控えた事実上の公約表明の場となった。
ロシア紙ベドモスチは今月6日、大統領府に近い筋の話として「年次報告演説の準備は行われていない」と報道している。
























