自民党の小林鷹之政調会長は8日、札幌市で講演し、防衛費と関連経費を合わせて国内総生産(GDP)比2%に増やす政府目標を巡り、さらなる金額の上積みが必要だと主張した。「GDP比2%では到底足りない。必要なものを積み上げる作業を党と政府で速やかに進めていく」と述べた。
理由について「日本は中国、北朝鮮、ロシアに囲まれている。戦い方も変わってきており、防衛技術を高める研究開発が必要だ」と説明。「他国に言われて増やすものではない」とも強調した。
政府は防衛費を2027年度にGDP比2%とする目標を掲げたが、高市早苗首相は25年度中に前倒しで達成すると表明している。
























