熊本市は22日、車中泊避難マニュアルの年度内の完成を目指し、職員らが実際に車中泊をする実証実験を初めて行った。車中泊避難所の運営や避難者の情報収集を、デジタルで手がけるシステムを試行して課題を検証した。前震と本震で2度の震度7を観測した2016年の熊本地震では、余震への懸念などから車中避難者が相次いだ。
防災関連企業や崇城大(同市)と共同で実施。参加者約50人が、避難者情報を紙に記入するグループと、崇城大研究室などが作成したシステムでスマートフォンを活用するグループに分かれ、登録した。システムを活用したグループには、食事の配布といった連絡がスマホのショートメッセージで来る仕組みだ。
























