火災が発生した選挙区で選挙活動を再開したトウ肇峰候補(奥右)=5日、香港(共同)
 火災が発生した選挙区で選挙活動を再開したトウ肇峰候補(奥右)=5日、香港(共同)

 香港で7日、立法会(議会)選挙が実施された。民主派を排除する選挙制度となってから2回目。中間派の候補者もゼロとなり、一切の異論を許さない親中派一色の「中国化」が進んだ。政府は投票率向上で選挙の正統性のアピールを狙う。だが、多数の犠牲者を出した高層住宅火災で追悼ムードに覆われる中、「出来レース」に市民の関心は低いままだ。