政府は12日、有機フッ素化合物(PFAS)の一種であるPFHxSの関連物質について、生物に蓄積し身体に影響を及ぼす恐れがあるとして第1種特定化学物質に指定する政令を閣議決定した。今後、製造や輸入などが原則禁止される。
PFHxSは水や油をはじくPFOAやPFOSと同様の性質を持つ。毒性や蓄積性が確認され、2023年に第1種特定化学物質に指定された。関連物質についても、自然作用によりPFHxSに変わる可能性があり、有害化学物質を国際的に規制するストックホルム条約の廃絶対象となった。
環境省によると、今回の規制はPFHxS関連物質が使われた海外製品が国内に入ることを防ぐことが狙い。
























